嘘つきの泣きかた 驚くほど白い君のうなじ
其処には何が詰まっているのかな
彼の人を傷つけた罪?
それとも不幸に酔う快楽?
どちらにしろ”穢い”しか詰まっていない

君のうなじ、穢くて白い
真っ先に机に伏せって零した嗚咽
頬を伝うのは確かに涙

其れは笑顔より涙が良く似合うと知っている
其れはもっと甘い蜜を吸いたいと鳴いている

うなじに詰まった”穢い”だけを従えた君
其のうなじの白さを早くに失っていたら
彼の人は淋しくなかったろう